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主催/ AWIO アニマルウェルフェア国際機構

後援/ CACIOコンパニオンアニマルケア国際機構

比較認知行動学、動物福祉学の第一人者

AWIO会長 上野先生の講義です。

 このセミナーは、味覚・嗅覚に関する比較認知行動学、動物福祉学の第一人者 上野先生の講義です。

「①動物への倫理と福祉に関する法律とは」

「②環境エンリッチメントは誰のためにする?

「③動物の行動を管理するためのポイント」

「④動物福祉をもとに考える」

 犬と暮らしている方、動物病院で働いている方、ペット業界で活動をしている方、どなたでもご参加頂けます。ご参加いただきやすいウェビナーセミナーです。是非この機会に動物福祉について学んでみませんか?

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講師 上野 吉一

   (うえの よしかず)

アニマルウェルフェア国際協会 会長

岩手県生まれ。北海道大学農学部卒。北海道大学大学院文学研究科修了。京都大学より学位「博士(理学)」を取得。1994年から北海道大 学実験生物センター助手となり、2000年より京都大学霊長類研究所附属人類進化モデル研究センター助教授(准教授)、2007年より東山 動植物園企画官。退職後、中部大学中部高等学術研究所特任講師に就任。応用動物行動学会で副会長や新竹市(台湾)の市立公園(動物園 )改修の顧問など歴任。<専門領域>動物福祉学、動物園学、比較認知行動学」

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動物の福祉を考えるとき、心理的健全性を含む生活の質を高めることが大切です。日本で動物福祉に関する法律は「動物の愛護および管理に関する法律」だけです。この法律は具体的な指標を示し、違反者に罰を与える力があります。一方で動物を心を持つ存在としては認識していないので、まだ不十分な点も多いと言えます。動物に対する科学的な理解と現行のこの法律の限界について考えます。

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動物の福祉を高めるための環境エンリッチメントの方法に焦点を当てます。対象となる環境は物理的な要素から社会的な要素まで多岐にわたり、それぞれにどのような操作を加えるべきかを具体的に解説します。さらに、心理的健全性は、行動の多様性や時間の使い方だけでなく、心の状態にも大きく影響を与えます。このような心理的健全性を確立することが、環境エンリッチメントの最終的な目標になることについて考えます。

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動物の行動管理において「正の強化」が理想的である一方で、現実には「正の罰」も必要とされる場面を完全に否定はできません。特に攻撃性の強い個体による攻撃行動を瞬時に抑制する必要がある場合などでは、完全に「正の強化」だけで行なうことは難しいでしょう。褒めること、つまり「正の強化」だけで行動管理をするのは理想ですが、現実には多様なアプローチが必要となることを考えます。

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動物福祉とペットロス・グリーフケアに目を向けることで、動物を大事にすることと、それが引き起こすペットロスに対する感情の矛盾を解きほぐします。動物福祉が目指すべきは、動物を限りある生命、かつ心ある存在として尊重し、その生きているプロセス全体を大事にすることです。この観点から、ペットロスやグリーフケアがどのように動物福祉に貢献するか、またその逆の関係性についても詳細に検討します。それにより多面的な視点で動物福祉とペットロスの関連性について考えます。

■講 師:上野吉一 (アニマルウェルフェア国際協会 会長)

■定 員:各講座 200名

■視聴料金:各開催ごと 1講座 一律1,500円(税込)

14日間のアーカイブ配信を受講生へ実施

●開催日の7日前頃、入室案内メールをお送り致します。

●Zoomウェビナーにて配信(顔出しはありません)致します。

●ライブ配信後、準備が整い次第、14日間のアーカイブ配信を実施いたします。

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